全員でトリッキーなポーズとってたら、監督の保坂さんに「皆さんちょっと面白くなりすぎてる気もするので抑えめのもお願いします笑」って言われて撮り直したりして、結構長めにここやってて楽しかったです

小四郎「ここからは修羅の道だ」
TL「いや今までも修羅の道……」

この大河ドラマで描く実朝暗殺は「北条義時黒幕説」でも「三浦義村黒幕説」でも「公暁単独犯説」でもなく、「結果的に公暁単独犯になっちゃった」というまさに「こうやって歴史は作られる」を見せていくスタイルなんだと思っています。
義経にもそう言う場面がありましたね。

つつじの訴えもあって、もしかしたら悲劇を回避できたかも知れないのに、実朝の誠実さや生来の”光”が最後のトリガーを引くという。シンプルな憎悪の破裂よりも遥かに残酷な脚本。
何よりも比企尼の「信じるな」という呪いがそれを突き動かすわけで。

すごすぎる。実朝暗殺、どの説をとるのかと思っていたら公暁は単独犯だし三浦は黒幕だし北条は加担してるし実朝も北条失脚の好機としている。(仲章は自滅の選択か…?)

「自分の腹を痛めて産んだ子なのに」
後世、政子に投げかけられる罵倒が。よりによって我が子実朝からぶつけられるとは
なんと…なんという鬼脚本…

「義盛、おまえに罪はない」と言い「お前の気持ちは痛いほどわかる」と言い、ピュアすぎるがゆえに絶対言っちゃいけないことを言って地雷を踏み抜き事態を最悪の方向に持っていく実朝くん、まさに何不自由なく育ってきたおぼっちゃまが故という感じがして言葉が出ねえ。

鎌倉殿が自分に惚れてるの分かってて「太郎のわがまま聞いてください」ってそんな可愛い顔で言って絶対断れないの分かってて言ってんじゃん。目的のためなら手段選んでないじゃん、好意さえ利用するじゃん、最高アンタやっぱ義時の息子だよ
しっかり血ひいてる

実朝くんがとても誠実で良い子であるという描写をここまで丁寧に積み重ねてきて、それゆえに闇を抱えた人の心がわからず悲劇を呼ぶという展開に、ああーと天を仰いでしまった。人の上に立つ人が人の気持ちがわからないってのはある意味暴力なんだよなあ

「私たち」。そう、義時にとってこれまでしてきた事は誰のためなのか。それは、政子が伊豆に隠遁しようとした小四郎を引き留めたその日から始まっている。でも、政子は忘れている。小四郎に「勝手に」「あなたがひとりで決めた」と突き放す。
残酷なのは誰なのか。義時か。政子か。

このタイミングで現地へ行かないことを選ぶ三浦義村の戦略眼がすごい
公暁の計画が失敗した場合に三浦勢が一人も現地にいなければ、儀式に参加しないようにと言われたとおりにしただけで三浦家は公暁の計画には無関係だと言える
さすがここまで生き残ってきた平六、運命の選択を外さない

三谷幸喜はフラグ即回収よりも「不幸が回避できないのをわからせた上で来週まで引っ張る方が視聴者に継続ダメージを与えられる」って完全に会得しちゃってるよ…

「お前の気持ちは痛いほど分かる」
そう言っちゃった実朝くんに「はあ?」って聞こえてきそうな顔する公暁めっちゃ良かったな…
悪意は無くても、一番言っちゃダメなヤツ…
この瞬間、公暁の腹が決まったように見えた
北条にだけ確実に向いてた憎悪が、実朝にも向いたように見えた

つつじさんのことは、後世の人や視聴者も(そして真実を知らされた息子も)「不幸」だと思い込んでしまうけど、彼女自身は、目の前にある幸せを見つめるだけで幸せになれる芯のある人だった。だからこそ、正にその幸せである息子が奪われてしまうという展開が余計に哀しい。鬼や。

太刀持ち交替をどう描くのかと思ったら、義時の想定以上に仲章は手強く、一枚上手であったという形にしてくるとはなぁ。
思えば第七次キャスト発表の大トリは源仲章。
あれは時政にとっての比企能員のような、最大級の政敵となる布石だったのですなぁ。

この時の「太刀持ち」の件、『愚管抄』巻六には、そもそも義時は実朝に随行することを許されず、中門にて留められ、そのために助かったのだと描かれています。これはこの時期の北条義時の「身分の低さ」が表されているとも言われますね

義時「あっなんかお腹痛いからちょっと仲章と並び順代わるわ」←我妻鏡ルート
実朝「義時、お前は中門で待て。仲章、代わりに着いて参れ(全てを察して未来を義時に託す)」←愚管抄ルート
個人的に後者が好き

「私の顔がわるくなったとおっしゃいましたね。」
「あまりひどい時は言わないようにしているんだ。」
運慶さん、それは……そういうことですか?救いを求めながら黒くなっていかざるをえない義時の苦悩を、
「好きなだけ拝んでいけ」
と言い放つ。やはり名人とは目が利くし鋭い。

義時の「ここからは修羅の道だ」ってセリフ
今までも修羅の道じゃんってつっこみたくなるけど、(阿)修羅のケンカ相手は帝釈天。帝釈天の別名は天帝、天王。
ここからは天皇に弓を引くって意味の言葉だったのではないかなぁ。

※実朝が幕府の場所を移そうとしていたという話は史料にありません、一応

トウちゃん善児殺し以降何一つ仕事成功してないんだよね
一幡殺害→成功
善児殺し→成功
牧の方暗殺→失敗
平六の始末→失敗
仲章暗殺→失敗

トウちゃんって暗殺者として師匠善児に一歩も二歩も及ばない感じだけど、本人の人生最大の復讐(善児暗殺)を終えた後だし燃え尽き症候群というか仕事に対するモチベーションも低くなってるんじゃないかなと勝手に思ってる。

「こんなにはしゃいでいていいのだろうか…」
知ってる。
この大河では、いい年をした大人が、家族でわちゃわちゃとはしゃいだ後がしんどいんだ。
まあ未だに予測変換で出てくる「オンベレブンビンバ」ほどではないけれど。

団体芸「北条戦隊シッケンジャー」

こうして並べて見るとやっぱ父子そっくりだなぁ。

白い犬…実はタイトルバックにいるんですよね。

どなたかの素晴らしい歌
「みなもとの なんかうざい仲章 顔はいいのに 顔はいいのに」

源のなんかウザい仲章置いときますね

(鎌倉絵)

上皇様が一瞬…
ほんの一瞬、あぶらとり紙のよーじやっぽく見える時があります。

「鎌倉殿の13人」44話絵。
ここの生田斗真さん演じる仲章のか・お!