お友達にすすめらた「みをつくし料理帖」
おもしろくて全10巻
&小説にでてくるお料理のレシピが載ってる「みをつくし献立帖」読破したよ~

江戸時代の女性の料理人 澪のお話。

ネタばれで感想を言うと、、、

 

主人公 澪の初恋の相手 小松原が切なくて(;;)

元々、澪に会う前から結婚する気がなく先延ばしにしていたのに
澪にふられ、澪を守るために自分が悪者になって結婚。

(ちょうど運良く、若く条件の良いお相手だったみたいだけど)

最終的に澪が料理を選ぶだろうって、思っていたんだろうし。

澪自身が、(勝手に結婚話が進んだとはいえ)
小野寺(小松原の本名)家の好意を無下にしたにもかかわらず、
(小松原の妹の早帆、すごく尽力してくれてたと思う)
仕事(料理)を選んで、小松原に結婚を断っておきながら
お友達の美緒に「両思いなんだから結ばれる」的なことを言われると、期待しちゃったり
小松原が結婚したら、悲しくて、味がわからなくなったり
数年後には、小野寺家に迷惑をかけてるのに、澪の中で「拙い恋」で終わらせちゃってるのが
「おいおい」って、正直、突っ込んじゃう展開

 
 
澪「雲外蒼天」艱難辛苦を乗り越え努力すれば、最後は青空がのぞめるという運
幼馴染の野江「旭日昇天」最高の吉運
を持ってるって設定だけど
大店の娘から、天涯孤独、花魁になった野江のほうが「雲外蒼天」だよねぇ

 
あと澪の恩人 元「天満一兆庵」女将の芳。
息子の佐兵衛(さへえ)が、もしあのまま捕まって戻ってこなかったら
澪とわだかまり残ったままだったんじゃないか、と思えちゃったのよね

 
って感じで、んん??と思っちゃうストーリーもあったけど
でも、出てくるひとが、ほぼ皆いい人で、ほっこりできて
最後は大団円で終わるのは良かった♪

 
あと江戸と大阪の違い
おにぎりの形も江戸は三角や丸だけど、大阪は俵型
出汁は、江戸は鰹節だけど大阪は昆布etcもおもしろかった

 
本のおまけでついてる感じの最後の料理献立番付で
澪のお店「みをつくし」も「つる家」も「天満一兆庵」も載ってて
どのお店もうまくいってるってわかるのも一興☆

 
NHKのドラマ化は、「絶対続きもドラマ化するよね」的な
中途半端な終わりかただったし
作者が番外編も書く予定みたいなので、早く読みたいな♪

 


みをつくし料理帖(全10巻)+みをつくし献立帖(1巻)