頼家と、鎮西八郎為朝の孫たるつつじの子という、これ以上ない血筋の公暁のことを義時が一応出したのに、それを一蹴し、都から養子を迎えるプランを実朝と進める政子、これ完全に公暁にとっては「わざと言っているのなら人が悪いし、わざとでないなら気遣いが無さ過ぎる」なんだよな…

本当は「伊豆」に帰りたかったのに政子に懇願されて残った「鎌倉」で孤立する義時を描いた後、その「伊豆」に追放されてのんびり隠居の余生を送る時政を見せつける構成、マジで「鬼」やろ三谷さん

鎌倉殿の13人始まって以来初の穏やかに死について描かれた人(時政パパ)

こう…この場面、目だけでなくて大江殿の姿勢、袂を軽く持つ腕。今までの「ビシッ」じゃなくてどことなく緩いというか。ヘアメイクではそこまで表現していないが、白髪にしたら完全に老人に見えるのではないか。
栗原英雄さんの表現が巧い

退場回で視聴者の謎に対しカミングアウトする八田殿
八田知家…74歳
三善康信…76歳

かの国へ行ってみたいと言う実朝くん
泰時を誘ったのは想定内だったけど、「そして千世、お前も」と言った時の千世様の嬉しそうな顔がもう…
健気だけど芯が強い所も素敵
謀略謀略筋肉謀略みたいな男臭い回の中で咲く一輪の可憐な花

実朝、千世ちゃんと同じ閨で夜を過ごす事はできるようになったんだなあ
多分指一本触れないけど、お話して夜を明かすとかはするんだね
でもずっと太郎のことは好きなんだね…
ずっとね…

「りくに伊豆の暮らしは出来ない」ではなく、「りくに伊豆の暮らしは”似合わない”」というのが時政らしいですな。
“似合わない”なんですよ。
ひょっとしたら京へ帰るようりくの背中を押したのは時政ではないかと。そこに無限の愛を感じてグッと来ました。

昨日の泰時が時政ぱっぱに会いに伊豆に行った時の場面。
印象的に干されている3つの手ぬぐい。
左から、実衣、義時、政子の初期の着物の色なんだよね。
あの時は平和だった…と演出でいいんだよね?

源実朝に陳和卿が「前世 貴方は宋の医王山の長老で 私はその弟子でした」と涙ながらに語る。これは百済の僧・日羅や阿佐王子が聖徳太子を救世観世音と拝し、太子も「前世 師弟であったね」と述べた話を模しているのよ。太子信仰してた実朝にしたら「えっ、推しと同じ!」と喜んじゃう。

大姫入内画策の時も思ったけど、やっぱり丹後局は優しい。言葉は厳しく聞こえるけど。政子の気持ちを汲み取れるのは彼女だけなのかもしれないなと。

やっぱり八重さんの頃に比べて仕上げてきてるw

義兄頼朝→もてる
実父時政→もてる
従兄弟平六→天命
異母弟時房→史実イケメン
長男泰時→鎌倉殿にもてる
主人公義時→非モテ

腹の立つ顔(三谷幸喜)だの、顔がうるさい(宮藤官九郎)だの、イケメンなのにこの言われようの生田斗真よ

よくよく考えると実朝より600年くらいも前に遣隋使船建造に成功してた飛鳥京の技術者ってマジで優秀やったんやな

(鎌倉絵)

「頼まれてもいないのに」って書いちゃったけど、もしかしたら映っていないシーンで実朝あたりに頼まれていたのかもしれない。
でも「たぶんこれ勝手に脱いだな」と思わされてしまう、安心と信頼のヤマコー義村。

(番外編)

御成敗式目が初めての方向けにFAQを作ってみました。これから御家人を目指そうかなと思ってる方も是非。